
同じような電球に見えますが、回折格子というものを使って光を虹色に分けたスペクトルには違いがあります。上は白熱電球、まん中は電球型蛍光灯、下は電球型LEDです。
白熱電球と電球型LEDは似ているように見えますが、分光器を使ってスペクトルを測定するとずいぶんと違いがあります。

白熱電球のスペクトルは、可視光の範囲でも赤色寄りの光の強いですが、赤外線は更に強いのがわかります(850nm付近で下がっているのは、使用した分光器の測定範囲ぎりぎりのため、分光器の特性によるものだと思われます)。

この電球型蛍光灯は三波長型というタイプの蛍光灯で、可視光線の中で何色か光が強いところが飛び飛びになっています。このため、回折格子を通して見ると、色違いの電球がいくつか並んでいるようにも見えます。

電球型LEDのスペクトルは、回折格子で見ただけでは白熱電球と似ていましたが、ちゃんと分光器で測定すると白熱電球とは全く異なります。白熱電球と違って、赤外線はほとんど出していません。青色のところの細いピークは青色LEDの光、緑色~赤色の太いピークは蛍光剤による光です。この2つのピークの間が谷間は、回折格子でもよく見るとわかります(よく見ないとわかりません)。